感染症の感染経路

感染経路は大きく分けて3つある。

空気感染
患者の咳やくしゃみによって病原体が空気中に散布され、直径5μm以下の微粒子（飛沫核）となり、長時間に渡りそのまま空中を浮遊し長い距離を移動して広がり、それを呼吸と共に吸い込む事で感染する。飛沫核感染とも言う。結核・麻疹（はしか）・水痘（水ぼうそう）・天然痘がこの感染経路である。
飛沫感染
患者の咳やくしゃみによって、唾液や鼻汁に付着した病原体が、唾液・鼻汁が人にかかることによって感染する。通常の風邪ウイルスやインフルエンザ、通常の細菌性肺炎などがこの感染経路である。
接触感染
皮膚、眼等を介して水や土壌などから直接感染するもの。疥癬などがこれにあたる。また、その接触感染の一つの形態として性行為感染症がある。精液、膣分泌液等を介して性行為を行う事で感染する。
これ以外にも細かい経路がある。どの感染路を通るかは病原体ごとに決まっている。

母子感染=垂直感染
これは赤ちゃんが体内で母親の子宮・胎盤から栄養を貰っている時に感染する経胎盤感染、分娩の際の皮膚の擦り傷から感染する経腟感染、産後の母乳の授乳で感染する母乳感染等がある。
血液感染
主に輸血、傷口や不潔な医療行為で感染する。これを防ぐため、献血受付時の問診や、献血後のウイルスのチェック,種々の医療器具（たとえば注射器）の使い捨て化など、あらゆる努力がなされている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

性感染症

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